【沖縄の穴場・金武町】タコライス発祥の地と移民の歴史。豊かな自然と文化を巡る旅！

「沖縄本島で、まだあまり知られていない魅力的な場所へ行ってみたい」「美しいビーチも、美味しいグルメも、豊かな自然も全部楽しみたい！」そんな欲張りなあなたへ、ぜひ訪れてほしいのがここ「金武町（きんちょう）」です。

この町には、2021年にオープンしたばかりの美しいビーチ、豊かなマングローブの森、そして食欲をそそる絶品グルメなど、わくわくするような魅力がいっぱい！実は沖縄の海外移民の歴史とも深い繋がりがあり、知的好奇心も満たしてくれる奥深い場所なんです。

自然とグルメ、そして文化が絶妙に交差する金武町。そのたくさんの魅力を一緒に巡ってみましょう！きっと、あなたの知らない沖縄がここにありますよ。

KINサンライズビーチ海浜公園：新しい絶景スポット！東海岸の美しい海を独り占め！

金武町の新しい顔として注目を集めているのが、2021年にオープンした「KINサンライズビーチ海浜公園」です。沖縄本島の西海岸とはまた違った、穏やかで美しい東海岸の海を満喫できる絶景スポット。広々とした白い砂浜と、遠浅で波の静かなエメラルドグリーンの海が広がり、のんびりとした時間を過ごすのに最適です。

ここがポイント！

その名の通り、美しい朝日が望めるのが最大の魅力！早起きして訪れれば、水平線から昇る太陽が海面をキラキラと照らす、感動的な景色に出会えます。ビーチには大型の海上アスレチックやBBQ施設も完備されており、アクティブに楽しみたい方にもぴったり。まだ観光客も比較的少なく、ゆったりと沖縄の美しい海を堪能できる、まさに穴場のビーチです。

アクセス・基本情報

• 場所：沖縄県国頭郡金武町金武
• 遊泳期間・時間：概ね4月～10月 9:00～18:00頃（※詳細は要確認）
• 料金：入場無料（シャワー、ロッカー、アクティビティ等は有料）
• 駐車場：あり（無料）

タコライス（キングタコスなど）：発祥の地で味わう！移民文化が生んだソウルフード！

金武町に来たら、絶対に外せないのが「タコライス」！今や沖縄のソウルフードとして全国的に有名ですが、その発祥の地が、ここ金武町なんです。米軍基地のゲート前にあったお店が、兵士たちのために安くてボリュームのあるメニューとして考案したのが始まり。沖縄の食文化とアメリカの食文化が融合して生まれた、まさに金武町ならではの味です。

ここがポイント！

元祖として知られる「キングタコス（キンタコ）」金武本店をはじめ、町内には多くのタコライス店があります。その特徴は、なんといっても圧倒的なボリューム！ほかほかのご飯の上に、スパイシーなタコミート、そして山盛りの千切りレタスとチーズがどっさり。お好みでサルサソースをかけて、豪快にかき混ぜて食べるのが金武流！このジャンクな美味しさが、たまらなくクセになります。

アクセス・基本情報

• 有名店：キングタコス 金武本店（沖縄県国頭郡金武町金武4244-4）など
• ポイント：ボリュームが多いので、シェアして食べるのもおすすめ。テイクアウトして、ビーチで食べるのも最高です！

大川児童公園：ウッカガーの恵み！水と緑に親しむ地元の憩いの場

タコライスでお腹を満たしたら、少しのんびりできる場所へ。「大川児童公園」は、金武町のシンボルでもある湧き水「金武大川（ウッカガー）」の豊かな水を利用して整備された、水と緑にあふれる公園です。地元の子どもたちの元気な声が響き、訪れるだけで心が和むような、穏やかな時間が流れています。

ここがポイント！

この公園の最大の魅力は、なんといっても豊富な湧き水を利用した水遊び場！夏場には、多くの子どもたちが気持ちよさそうに水遊びを楽しんでいます。浅い水路なので、小さなお子さんでも安心して遊べますよ。公園内には、沖縄らしい赤瓦の東屋（あずまや）や遊具もあり、ドライブ途中の休憩にぴったり。金武町の人々の暮らしと、水の恵みの繋がりを感じられる場所です。

アクセス・基本情報

• 場所：沖縄県国頭郡金武町金武775-1
• 利用時間：常時利用可能（無料）
• ポイント：タオルや着替えがあると、水遊びをより楽しめます。近くの金武大川（ウッカガー）と合わせて訪れるのがおすすめです。

億首川のマングローブ：カヤックで探検！やんばるの豊かな自然に癒やされる

金武町の歴史や文化に触れた後は、豊かな自然を体感しに行きましょう！町を流れる「億首川（おくくびがわ）」の河口域には、広大なマングローブ林が広がっています。ここは、様々な生き物たちが暮らす生命の宝庫。カヤックツアーなどに参加すれば、マングローブのトンネルをくぐり抜ける、わくわくするような探検が楽しめます！

ここがポイント！

カヤックは初心者でも気軽に体験でき、ガイドさんがマングローブの生態や、そこで暮らす生き物たちについて楽しく教えてくれます。水面に近い視点から見上げるマングローブの森は、まるでジャングルのよう！静かな川面にパドルを漕ぐ音だけが響き、心が洗われるような穏やかな時間を過ごせます。遊歩道も整備されているので、のんびりと散策しながら野鳥観察をするのもおすすめです。

アクセス・基本情報

• 場所：沖縄県国頭郡金武町金武（億首川プロムナードなど）
• 体験：カヤックツアーは「ネイチャーみらい館」などで予約可能。
• ポイント：動きやすい服装と、日焼け・虫よけ対策を忘れずに！

まとめ：金武町で出会う、新しい魅力と希望の物語

沖縄の穴場、金武町の旅はいかがでしたか？新しいサンライズビーチの輝き、食欲をそそるタコライスの香り、人々の暮らしを潤す豊かな水、そして生命力あふれるマングローブの森…。金武町は、自然とグルメ、そして活気が見事に融合した、魅力的な場所でしたね。

そしてこの町には、沖縄で初めて海外に集団移民を送り出した「移民の父」當山久三の物語も残されています。ボリビア生まれの日系二世である私にとって、この金武町から遠く南米へ渡った祖父のことを思うと、町の力強さや、新しい文化を受け入れる柔軟さに、特別な思いがこみ上げてきます。

沖縄本島を訪れるなら、ぜひ少し足を延ばして金武町を訪れてみてください。美しい風景や美味しいグルメはもちろん、そこに息づく人々の希望の物語にも、きっと出会えるはずです！